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2011/01/14
タイガーマスク運動
全国の善意を括って「運動」とマスコミが呼ぶのはどうか、
と思う一方で、識者と呼ばれる人たちの
「寄付をするなら名前を明かした方が良い。
子どもたちも対象があった方が感謝しやすい」
という内容のコメントが新聞にまで載っているのは甚だ「?」だ。
人知れず徳をする方が難しく、高尚だ。
それは、日本人と西欧人の区別なく。
(マスコミは日本人特有の性質と書いてはいるが)
実際に自分で「善行」をやってみると、
特に続けてみると分かる。
本質を外れた騒ぎ方をしているマスコミのせいで、
今後、嫌な模倣者が出てくることが恐い…。
また、別の話(稲本選手の件)ではあるが、
高台にあるウェスティンホテルの名声は地よりも墜ちた。
たった一人のアルバイトのせいで。
人件費をはじめ、
大企業を中心として日本全体が「安いこと」に盲進し、
企業はそれで利益を捻出し、購入する人々は得した気になっているが、
安いものにはそれなりのリスクがあること、
2倍高いものは4倍の価値があること
を再確認する機会になれば良いなと思っている。
建築基準偽装マンションのヒューザーが騒がれた時にも
同じことが言われていた。
アジア諸国が台頭している中で、
日本が優位性を保ちながら生き残るためには、
労働力も含めて国全体の付加価値を高めることが肝要だ。