ブログ 2018/11/29

感覚の旅

4月からは社員が持ち回りで書いています。
今回の担当は、井上です。
    
今年6月、お台場にオープンした森ビルとチームラボが共同運営する
「チームラボ ボーダレス」は、
世界初のデジタルアートミュージアムで、
週末はチケットが完売するほど大人気です。
 
このミュージアムのコンセプトは、

「境界のないアートに自らの身体を没入させ、
 作品群からできた世界を自らの身体で探索し、
 他者とともに新しい体験を創り出す」


約1万㎡の広い空間を、案内もマップもなく
気の向くままに彷徨いながら作品を鑑賞していきます。

約50の展示作品の中から、私のオススメの3つをご紹介します。
 
その①「呼応するランプの森」
壁も床も鏡張りの空間に、
たくさんのベネチアングラス使用のランプが吊るされていて、
近づくと、ランプの色が変わります。
すると、その隣のランプにも変化が連鎖して、次々に色が変わっていきます。

他の人が変えたランプの色と、自分のそれが重なると、
その瞬間にしか現れない色の混ざりを見ることができます。
鏡の効果によって永遠に続くかのように見えるランプの森。

作品内に入った瞬間に、前後左右の認識が薄まった新たな世界の広がりに、
ため息が漏れます。

ブログ 2018/11/05

火災

4月から社員が持ち回りで書いています。

先日、会社を代表して、東京防災救急協会の防火管理講習を受講し、
防火の一般知識、社内の防火対策などを学びました。
   
「17には火を扱う場所がないから、火災が起きる心配はない」
と受講前は考えていました。
 
しかし、その認識は180度変わりました。
    
受講中に焦ったのは、「電源プラグからの発火」を知った時です。
電源プラグの差し刃の上に湿気を帯びた埃が蓄積したままで
電圧がかかると、放電で引火し、出火することがあると。
    
帰社後、すぐに社内を点検してみると、
シュレッダーの電源付近に粉砕された極小紙くずが散らばっていて…
かなり危険な状態でした(冷汗)

そして、これまでは「消火器の消化能力」を過信していました。
講師曰く、 
「消火器で対処できるのは、炎が天井に達するまで」
「炎が天井に達している場合は、消火器では消火不可能。すぐに避難!」
 
消火器が設置されていることで安心して、
その能力を何も知らず…とても危険な過信だったと猛省。
  
火のない所に煙はたたないと言われていますが、
火のない所でも火災が起きています。  
これから火災の増える季節、
完璧な予防対策をしていこうと気を引き締めています。

ブログ 2018/11/05

スニーカーエイジ

昨日、
中学・高校生の軽音楽部(バンド)の大会
『スニーカーエイジ』の関東大会で、
審査員と表彰式でのプレゼンテーターを務めました。
                         
関東は今年で4年目ですが、
関西では39年前から続いている歴史ある大会です。 
             
吹奏楽(ブラスバンド)部と違って、
軽音楽部には全国規模の演奏会がありません。
だから、この大会にかける学生たちの意気込みは、
もの凄いものがあります。   
                           
私の任務は、
予選を勝ち抜いて出場した20校に
総合点を付けることでした。

全身全霊で楽器を演奏し、
魂を込めて歌う学生たちの姿は、
とても眩しく、輝いていて、
何度も目から熱いものが溢れ出そうになりました。

輝く個性に評価差を付けることは難しく…。       
どうしても審査と割り切ることができない…苦しい1日になりました。
                                
苦しんだのは、私だけではなかったはず。
それは、今年の結果を見ても明らかです。
演奏技術、ボーカル、セッションなど、
評価担当の異なる10名の審査員の合計点(200点満点)で、
3位と4位は6点差、4位と5位は1点の僅差でした。
                                                     
音楽の力は、偉大です。
落ち込んでいる時は、楽しい気分にしてくれる。
悲しい時には、癒してくれる。
絶望の淵に追いやられた時には、
心に火をつけてくれる。 
           
彼らは音楽に出会えて、
本当に良かった。
青春時代に打ち込めるものに出会えて、
本当に良かった。
                                   
今日の出場者の中で、
将来、音楽で食べていける人は
ごくわずかでしょう。
                      
でも、彼らが音楽に出会えて、
生きる力をもらったように、
いつしか彼らが、
“誰かの音楽”になれる人であって欲しい。           
そう願いながら、
音楽の素晴らしさに浸った1日でした。
             
                   
高校野球の甲子園、
サッカーの国立競技場、
ラグビーの花園のように、
軽音楽部の全国大会開催を目指して、
関係者の方々が全国を飛び回って、
学校や地元協賛企業と粘り強く交渉をされています。 
       
さまざまな障害を乗り越えて、 
2021年の全国大会が開催されることを
心から祈っております! 

ブログ 2018/10/15

うまくいかない…から楽しい

4月からは社員が持ち回りで書いています。
      
職業柄、日頃はパソコンで作業することがほとんどですが、
先日、久しぶりに手作業でゼロから物を作りました。

真鍮アクセサリーを作るワークショップに初参加したのです。    
「真鍮」は、銅と亜鉛の合金。
加工しやすいため、昔から建築資材や家具、仏具などに使用されています。
身近な物だと、5円玉が真鍮です。
     
まずはじめに、店内の商品を参考にしながら、
何を作るかを頭の中でイメージしていきます。
旅行もそうですが、始める前に想像している時が一番ワクワクします。
        
私は、ペンダントトップを作ることにして、
デザインをイラストに描き起こし、 
キャッシュカードほどの大きさの真鍮プレートに
カットラインを写し取ります。
 
次に、そのラインに沿ってカットします。
工具用ハサミで真鍮を切るにはかなりの力が必要で、
カーブが多かったり、複雑な構造のものを作るにはテクニックと根気が要ります。
 
予想外の力作業の休憩中に頂いた
この店の特製ジンジャエールは、生姜が絶妙の塩梅で効いており、
肉体と精神を生き返らせてくれました。
   
カットの次は、断面を電動ヤスリで整えます。
この作業を怠ると、角張った部分で手を怪我をしたり、
服に引っ掛けてしまうので、かなり念入りに行いました。
    
そしてに、真鍮アクセサリーの特徴でもある
表面の凸凹模様を金槌でつけていきます。