ブログ 2021/07/09

ある広告人の提言「東京オリンピックの経済的おもてなし」

オリンピック期間中、
過去最多の外国人選手団が、
過去最多のコーチ陣と各国IOC関係者が、
過去最多の外国人観光客が、
東京にやって来て、
爆買いをしてくれて、
経済が超潤うはずでした。  
     
その夢は、幻に終わろうとしています。  
  
入国してきた外国選手団、関係者には、
移動制限が課されています…。
せっかくの外国(人によっては初めての日本)で、
彼ら彼女らだって、家族へのお土産や記念品など、
東京で、いろんな買い物をしたいはずです。
   
そこで、デパートの外商さんの出番です。
 
三越、伊勢丹、高島屋、松屋、松坂屋、東急、和光などが、
東京名物の地下鉄ダイヤグラムのように、
入れ替わり立ち替わりで、
各国の選手団、IOC幹部の宿泊するホテルへ出向きます。
 
宝飾の日、日本のお酒の日、工芸品の日、着物の日、
ファッションの日、古美術の日、地方の特産物の日、
不動産の日など、連日趣向を変えて、
売って、売って、売りまくるのです。
IOC幹部には、高額商品が飛ぶように売れるはず。
    
ビートルズが来日した時も、
ホテルから出られなかった彼らのために、
百貨店の外商さんがいろんなものを売りました。 
      
ホテルと練習場・競技場の間だけの往復なんて、
可哀想です。
そんな囚人のような扱いに耐えている外国の方々へ、
世界3位の経済大国の「おもてなし」ができる
唯一のチャンスです。
そして、
オリンピックの経済的損失を取り戻せる
最後のチャンスです。

ブログ 2021/03/29

高校軽音楽部の大会『スニーカーエイジ』の審査を終えて

土曜日、
高校生の軽音楽部(バンド)の大会
『スニーカーエイジ』の関東GP大会で、
審査員と表彰式でのプレゼンテーターを務めました。
 
関東は今年で6年目ですが、
関西では41年前から続いている
歴史ある大会です。 
女優の高畑充希さんも、この大会の出身者です。

今年の大会は、コロナの影響で、
予選を勝ち抜いたのに、
関係者の発熱で、
2校が無念の出場辞退になりました。
 
その分、
会場に来られた学校の学生と顧問の先生方は、
コロナによる断絶を拒否するかのように、
もの凄い気迫と熱量で演奏していました。
 
コロナ対策で会場の扉が全開され、
底冷えする長時間の審査は
中年の身体には堪えましたが、
学生たちの熱エネルギーに救われました。
               
全身全霊で楽器を演奏し、踊り、
魂を込めて歌う学生たちの姿は、
とても眩しく、輝いていて、
何度も目から熱いものが
溢れ出そうになりました。
 
一方で、
輝く個性に点数をつけることは難しく…    
審査の仕事と割り切ることができない…
苦しい1日でした。
 
苦しんだのは、私だけではないはずで、
今年の結果を見ても明らかです。
評価する部分が異なる6名の審査員の合計点で、
3位の学校と4位が1点差、
4位と5位が1点差。
5位が3位になっていても
おかしくない僅差でした。
 
音楽の力は、偉大です。
落ち込んでいる時は、
楽しい気分にしてくれます。
悲しい時には、癒してくれます。
絶望の淵に追いやられた時には、
心に火をつけてくれます。
 
音楽に出会えた学生たちは、
青春時代に打ち込めるものに出会えて、
本当に良かった。

今回の出場者の中で、
将来、音楽で食べていける人は
ほとんどいないでしょう。

でも、彼らが音楽に出会えて、
生きる力をもらったように、
いつしか彼らが、
“誰かの音楽になれる人” であって欲しい。   
 
そう願いながら、
音楽の素晴らしさに浸れて、
魂の浄化ができた1日でした。
 
高校野球の甲子園、
サッカーの国立競技場、
ラグビーの花園のように、
軽音楽部の全国大会の開催を目指して、
この数年間、関係者の方々が全国を飛び回って、
学校や地元協賛企業と交渉をしてました。
 
そして、ついに今年、
初の全国大会が開催されることになります。
今、大会の冠スポンサーになってくれる
企業(組織、団体、雅人)を探しているそうです。
  
良いスポンサーがついて頂けること、
未来を奏でる大会の成功を、
心から祈っています! 

ブログ 2021/03/24

美味しい無形文化遺産

約6万7千店ある都内の飲食店のうち、
9軒しかないギリシャ料理店の1つが
17のオフィスから徒歩4分の所にあります。
 
『 taverna Miliue(タベルナ ミリュウ)』
 
在ギリシャ日本大使館の公邸料理人だったシェフが
2009年にオープン。
taverna(タベルナ)とは「気軽に入れる食堂」の意味。
 
サントリーニ島を思わせる
ブルーと白が基調の店内。
テラス席には外国人男性がいたこともあり、
エーゲ海の風が吹いていました。
 
この日、ランチのメインは「牛肉のトマト煮込み」。
見た目は普通の料理で、ギリシャ感はありません。
しかし、一口食べると、
イタリアンでもフレンチでもない!
パルテノン神殿の女神の微笑みが見えました。
 
正体は、「シナモン」。
トマトとシナモンの組み合わせはギリシャ料理では
よく使われるとのこと。
デザートのイメージが強いシナモンを料理に使うと
こんなに美味しくなるなんて!
 
ハーバード大学の研究によると、
ギリシャ料理をはじめ、
地中海沿岸の国々の人が食べている「地中海食」は、
他のヨーロッパ諸国の食事に比べて
栄養バランスが良く、健康的とのこと。
心血管疾患、がん、パーキンソン病、
アルツハイマー病などのリスクや死亡率が低くなり、
肥満防止の効果もあり、良いことづくめ!
2010年には、
ユネスコの無形文化遺産にも登録されました。
 
17での打ち合わせの前後には、
美味しい無形文化遺産を、ぜひ味わってみてください!

ブログ 2021/03/13

目玉が飛び出る、危険な季節

「目から眼球を、
 顔から鼻を取り外して洗浄したい!」
と言っている人々の気持ちが、
昨年から分かるようになりました。
突然、花粉症が発症したのです…(号泣)
      
このツラさを少しでも軽減しようと、
窓を開けないようにしている方も多いのでは?
専門家によれば、
花粉濃度は、外よりも室内の方が高くなりがち。
人や物に着いて室内に運び込まれてきた花粉は、
換気しないと、どんどん蓄積されてしまう。
窓を開けてしっかり換気をした方が、
「室外と同じ花粉濃度にまでは下げられる」とのこと。
 
家で換気する時は、花粉が飛散する
11~14時、17~19時のピーク帯を
避けた方が良いそうです。

花粉症には、かなり危険が伴います。
くしゃみをした瞬間に、ギックリ腰になった人。
咳が続いて、肋骨を疲労骨折した人がいます。
 
さらに、くしゃみや咳よりも怖いのが、
鼻をかむ行為。
鼻をかむと鼻腔内には、
咳やくしゃみの約10倍の圧がかかります。
鼻腔内圧が190mmHg(ミリ水銀)を超えると
眼窩に空気が漏れる可能性が高まります。
  
鼻をかんだら、鼻骨が折れて片目が飛び出た人。
まぶたが風船のように膨らんだ人もいます。
怖い恐い!
 
飛び出した片目がとらえた映像は、
同時に見えていたのでしょうか…。
想像したくありませんが、気になります。 
 
どんなに鼻がムズムズしても、
鼻をかむ時は全力では行わず、
「190mmHg以下」の圧で行いましょう!

ブログ 2021/03/11

愛の力で咲く不思議なサボテンの花

「サボテンの花」といえば、
財津和夫さんですが、         
10年前、弊社17の事務所開きのお祝いに
財津さんのようなスリムな
ツインのサボテンを頂きました。

有難いことに、
仕事がゼロだった会社の雰囲気を
このツインが明るくしてくれました。
「竹かよ!」というような勢いで成長したので、
鉢が倒れないように、
これまでに何度も切って
高さ調整をしてきました。
    
毎年、どちらか1本のタワーにしか  
花が咲かなかったのに、
10年経って初めて2本に花が咲きそうです。
初の2本咲き!
きっと素晴らしく良いことが起こる前兆です!
 
この花は、夜に咲きはじめて、
朝にはしぼんでしまうので、
満開の状態は1〜2時間しかありません。
なぜ、夜なのか。
なぜ、そんなに短いのか。
原産地の自然環境での説では、
花粉を他の花に運ぶコウモリを呼び寄せるためとのことです。
 
私の説では、こうです。
このサボテンとコウモリは、
以前は人間の男女でした。
深く愛し合っていましたが、
ちょっとした罪を犯したことで、
神様の怒りをかってしまい、
片方がサボテンに、
片方はコウモリにされました。
トゲを持つサボテンに、
コウモリは近づけません。
そこで、年に1回だけ、神様が寝ている夜に
サボテンは1時間だけ花を咲かせて、
二人はまた愛し合うことが
できるようになったのです。
年に1度だけの
愛の力が咲かせる不思議な花なのです。

そんな話をしたら、植木屋さんに
「肥料をあげたら、年に2回咲くよ」と
冷静に言われました。
  
花を咲かせるのは、肥料の力だったのです。 
愛は、肥料よりも養分があると信じたい。