ブログ 2022/05/25

がんの早期発見は難しい 線虫N-NOSE

今回、出演して頂いた田中麗奈さんとは、
樹木希林さんの娘役で7年間続いた
味の素『ほんだし』のCM以来で、
18年ぶりの再会でした。  
    
当時、彼女のマネージャーだった立林さんとは、
その後、香里奈さん初のTVCM、大沢あかねさん、
知花くららさんとの仕事を重ねました。

丁寧な仕事をする彼は出世して、
芸能事務所テンカラットの本部長となり、
家が近いこともあり、
お互いのオススメの店で放談する
「サシ飲みの友」となっていました。
    
彼は「四十肩で、肩が上がらない」と言うのが
口癖になっていましたが、
それ以外は健康そのもので、
年齢の割にはたくさん食べて、たくさん呑んでいました。
  
「産休中の麗奈が復帰したら、
 また、何かで起用してください」

と頼まれたのが、最期の約束となりました。 

最後に会った翌週、彼は検査のために入院。
すでに、がんが進行しており、
その2ヶ月後に天国へ旅立ちました。 
 
   
私が尊敬する義父は、
前年の人間ドッグでは健康と判定され、
1年後、異常が見つかり、
精密検査をしたら、末期がんでした。
見た目も元気で、食欲も旺盛でしたが、
それから1年で鬼籍に入りました。
  
 
多くのがんは、早期発見で治療すれば、
9割が助かります。例えば、
「乳がんはステージ1で治療すれば、
 100%助かる」と国立がん研は発表しています。 
   
しかし、これまでは、
その『早期発見』が難しかったのです。
  
立林さんと義父が元気だった時に、
このサービスがあったなら…
と悔やまれます。
   
今は、あります。
世界初の『線虫N-NOSE』。
がんの早期発見サービスです。 
 
6月末までは、12,500円です。 
   
企画と線虫くんに命を吹き込んでくれた
制作陣、CGスタッフ、声優・コーラス陣に多謝。

ブログ 2022/05/25

がんを見つける線虫くん

世界初、線虫でがんのリスクを早期発見できる
『線虫N-NOSE(エヌノーズ)』の
新キャンペーンが始まりました。

線虫は、体長1ミリほどで、
世界で最も個体数が多い生物。

人間にとって馴染みがあるのは、
昔は大便の中にいた「回虫」「ギョウ虫」。
そして、食中毒を引き起こす「アニサキス」です。

一方で、線虫は嗅覚が鋭く、
がん患者の尿には寄って行き
健常者の尿からは離れて行く
性質が発見されました。
   
その性質を利用して、N-NOSEでは、
線虫の中でも特に嗅覚の秀でた
「C.エレガンス」という種を採用しています。
 
そして、研究者の方々が
血の滲むような努力を続けられて、
失敗と成功を繰り返しながら、
人の手を介さない完全自動化された
検査システムをつくり上げました。  
  
日本は、がん検診の受検率が
世界の先進国の中で最も低く、
がんで亡くなる人が
年間27万〜30万人います。
 
自宅から尿を送るだけで、
全身15種類のがんリスクを調べられます。
この検査で高リスクと判断された後に、
高額で、身体に負担がかかる
CTスキャンやPETなどの精密検査を受ける
という流れができれば、
がんの早期発見が増えて、
がんで亡くなる人が減ります。
  
コミュニケーションでは、
「線虫をどう描くか」が鍵なのですが、
体長が1ミリと小さく、見えるかどうか。
顕微鏡で見ると、愛される容姿とは言えず…。
 
そこで、
『線虫くん』というキャラクターをつくり、
CMでは、オリジナル曲を
合唱団の清い歌唱にしました。
リアル線虫の気持ち悪さを軽減するためであり、
この企業の、広津社長の掲げるミッションの尊さを
感じ取ってもらいたかったからです。
 
企画に命を吹き込んでくれたCM制作陣、
デザイナー、アニメーター、CGスタッフ、
作曲家、音楽プロ、合唱団など、関係された皆様に多謝。

ブログ 2022/04/01

IHI 新CMオンエア開始

168年前の江戸。
ペリーが黒船でやってきたことで、
造船所として産声を上げたIHI。 
   
江戸、明治、大正、昭和、平成と
各時代の声に応えることで、
日本初の、世界初の製品、技術、
サービスをつくり出し、
総合重工業グループへと発展していきました。 
 
企画をするにあたり、
IHIさんの膨大な量の社史を学んでいると、
いつの時代も社会を揺るがす大問題が起き、
その時代の人間は必死にもがいて、
生き延びてきたことを感じました。 
 
大空と大地の中で繰り広げられてきた
人間の営みが、文明の歴史なのです。
   
私たちの現在が過去とのつながりであるように、
未来は、現在とつながります。
現在の世界の声に応えて「技術と叡智」で、
新しい「世界初」をつくっているIHIをご覧ください。
 
もうこの世にはない製品を生き返らせ、
企画に命を吹き込んでくれた制作陣に、多謝。 
 
文字スーパーが引っ張るCMゆえに、
楽曲提供のクレジットを入れないことに同意して頂いたチー様に、多謝。 
 
私が小さい頃、
チー様の大ファンだった姉が
ラジカセでむさぼり聴いていた名曲の 
原盤の音を聴けて感慨深いものがありました。 
過去とのつながりに、感謝。 
 

ブログ 2021/10/31

第1回全国高校 軽音楽部大会『スニーカーエイジ』関東甲信越地区大会の審査員を終えて

ご縁があり、本日、
第1回全国高校 軽音楽部(バンド)の大会
『スニーカーエイジ』の
関東甲信越地区大会の審査員を務めました。
 
関東地区では7年目ですが、
関西では42年前から開催されている
歴史ある軽音楽部の大会です。 
 
野球部やサッカー部と違って、
軽音楽部には全国規模の演奏会がありませんでしたが、
ついに今年から全国大会となり、
テレビ放映もされる予定です。
 
高校野球が甲子園、サッカーが国立、
ラグビーが花園を目指すのと同じで、
この大会にかける学生たちの意気込みは、
もの凄いものがあります。
    
全身全霊で楽器を演奏し、
魂を込めて唄う学生たちの姿は、
無垢で刹那ゆえに眩しく輝いており、
何度も涙がこぼれました。
 
本番前のリハーサルでは
熱心に修正箇所を指導して、
本番中にはステージ上の学生たちと一心同体で
客席にて体を揺らして、
演奏終了でガッツポーズをする顧問の先生。
学生たちとの深い信頼関係を見て、また涙。
ここには、
大人と若い世代との間に断絶がありません。
 
日本が変わるチャンスなのに、
今日の選挙も投票率が伸びなかったのは、
今の若者たちが大人社会へ絶望し、
今の大人がつくっている社会に期待しない、
という断絶が起きているからだと思います。
 
  
それはさておき。

28年前の大ヒット映画『フラッシュダンス』
のクライマックスで、
ジェニファー・ビールス演じる女性ダンサーが
オーディションを受けます。
最初、中年の審査員たちは、
その踊りを見ようともしません。
しかし、彼女が踊りのやり直しを始めた後、
全身から放たれるその圧倒的なエネルギーに
審査員たちは目を奪われ、心を掴まれ、
音楽のリズムに合わせて足を踏み鳴らし、
拍手を送りはじめます。
 
今日、神奈川県立鶴嶺高校の演奏中に、
それまでは難しい顔をして、
または、得点審査のために真剣に聴いていた
審査員の中年オッサン連中(私も含めて)が、
楽曲のリズムに合わせて足を踏み鳴らし、
首を、体を、揺すり始めたのです。  
映画と同じ光景でした。
        
音楽の力は偉大です。     
音楽は、落ち込んでいる時には、
癒してくれて、楽しい気分に変えてくれます。
元気が出ない時には、鼓動をくれます。
絶望の淵に追いやられた時には、
心に火をつけてくれます。 
 
今日の出場者の中で、
大人になって音楽で食べている人は
ほとんどいないでしょう。       
    
しかし、彼らが音楽に出会えて、
生きる力をもらったように、
大人になった時には、
今度は彼ら自身が、
“誰かの音楽”になって欲しいものです。
     
 
7年間、関東での大会運営を地道に続けながら、
北海道、東北、沖縄地区大会と規模を広げ、
各地でスポンサー探しに奔走されて、
ついに全国大会を実現。
バンド音楽と出会えた全国の若者にとって
希望と夢の場所を創った
関係者の方々へ敬意を表します。

そして、
12月26日に大阪で開催される
初の全国大会の成功と、
関東甲信越の代表として出場する
厚木高校、鶴嶺高校、立花学園高校が
さらに磨きのかかったパフォーマンスで、
全国大会の観客、審査員たちの
体と心を揺り動かすことを
心より祈っています! 
  
今、スニーカーエイジ事務局では、
「第2回全国大会の冠スポンサー」を募集しています。
軽音楽部は、野球部、サッカー部に次ぐ
部員数の多い部活と言われています。
そして、企業が直接アプローチするのが困難な
教師、学校関係者、生徒の保護者にもアプローチできます。
企業としては、音楽を愛する高校生たちへの社会的支援と
未来の顧客である高校生へのマーケティング活動を両立できる
稀有なチャンスです!
条件を知りたい企業様は、ぜひ、お声がけください。