ブログ 2017/11/19

スニーカーエイジ

本日、
中学・高校生の軽音楽部(バンド)の大会
『スニーカーエイジ』関東大会の審査員を務めました。
              
関東では3年目ですが、
関西では38年前から開催されている歴史ある大会です。 
野球部やサッカー部と違って、
軽音楽部には全国規模の演奏会がありません。
                       
そのため、この大会にかける学生たちの意気込みは、
もの凄いものがあるとのこと。
     
私の任務は、
予選を勝ち抜いて出場した20校に
総合点を付けることだったのですが、
全ての学校の演奏と応援が素晴らしく、
とても差を付けることができず…。
       
どうしても、仕事と割り切ることができない…。
こんなに苦しんだ審査は初めてでした。
             
実際に、ボーカル担当、セッション担当など、
評価担当の異なる12名の審査員の合計点では、
2位、3位、4位は、それぞれ1点差の大接戦でした。
          
全身全霊で楽器を演奏し、
魂を込めて歌う学生たちの姿は、
とても眩しく、輝いていて、
何度も涙がこぼれそうになりました。
         
彼らは音楽に出会えて、
本当に良かった。
青春時代に打ち込めるものに出会えて、
本当に良かった。
              
音楽の力は、偉大です。
落ち込んでいる時は、楽しい気分にしてくれる。
悲しい時には、癒してくれる。
絶望の淵に追いやられた時には、
心に火をつけてくれる。 
      
今日の出場者の中で、
将来、音楽で食べていける人は
ごくわずかでしょう。
              
でも、彼らが音楽に出会えて、
生きる力をもらったように、
いつしか彼らが、
“誰かの音楽”になれる人であって欲しい。           
そう願いながら、
音楽の素晴らしさに浸った1日でした。

ブログ 2017/11/05

ありがとう、さようなら、白金台

弊社17(ジュウナナ)は、
この10月末で、オフィスを移転しました。
         
入居ビルが築45年で、
旧耐震であったこと、
地震への不安が大きくなったからです。
        
地名の通り、白金台は高台で、
風が抜ける気持ちの良い場所でした。
              
夜に窓を開けて仕事をしていると、
品川沖の大型船の汽笛が聞こえてきました。
            
白金台の土地と氣が、
我々にパワーをくれました。 
           
広告「白金派」を気取り、
青山界隈とは違う、この静かな住宅地から、
「目立って、モノが売れる広告」を制作しようと
7年間、活動することができました。
         
             
3年前から、
白金台にこだわって物件を探し続けてきましたが、
オリンピック景気もあり、
なかなか条件に合うものに出会えず…。
やっと出会ったいくつかの物件も、
申し込み優先で取られるという状況が続いていました。
                 
この夏、麻布十番に良縁があり、
愛着のある創業の地を離れることに決めました。 
          
                           
白金台は、オフィス街ではないため、
食事をする店を開拓するのに苦労しました。
                 
昼間によく通ったのが、そばの名店「利庵」。
土日は、行列ができていますが、
平日は時間をズラせば入れますし、
なんといっても、美味しく、所要時間が短い。
時間のない時は、重宝しました。
             
知り合いが厨房で調理をしており、
給士さんの一人がお隣さんだったので、
親近感がありました。
お店の方々も、よくしてくれました。