ブログ 2019/11/29

TEN CARAT 創立25周年記念 新ロゴデザイン

(敬称略)
田中麗奈、中条あやみ、香里奈、知花くらら、
大沢あかね、アンミカ、井浦新、高良健吾、
吉沢悠、多くのタレントが所属する
芸能事務所 TEN CARAT(テンカラット)さんが
創立25周年記念の一環で行われた
新ロゴ、新ホームページ、新名刺などの
デザインを担当しました。 
               
20年前に、
田中麗奈さんのマネージャーをされていたご縁で、
最近は、定期的に会う間柄になった
テンカラットの統括部長
立林茂之さんから連絡を頂いたのが
昨年の9月でした。 
       
これまでの仕事では、
田中麗奈さんと数年間に渡るキャンペーン、
その後にCM女王になる香里奈さん初のTVCM、
当時、16歳だった大沢あかねさんとのTVCM、
休職中だった加藤未央さんに
無理を言って出てもらったTVCM、
知花くららさんに海外企業の
アンバサダーになってもらったりと、
いつも、立林さんのご尽力がありました。 
      
今回は、通常とは逆で、
立林さんからの発注でした。
お付き合いのあるデザイン制作会社は沢山あるはずなのに、
我々17に声を掛けて頂いたことが不思議でした。
   
社長さまへのヒアリングから、世界観のコンセプトづくり、
デザイン提案と、1年掛かりになりました。
        
そして、 
新ロゴと新名刺と新封筒などの完成を見届けられて、
この夏、立林さんは早逝されました。 
             
立林さん、ついにHPも完成しましたよ!
 
    
【名刺のロゴは、ラメの箔押しで、状況に合わせて色が変化します】  

ブログ 2019/11/19

御礼。17は、10年目へ。

1つの仕事もないまま、
ゼロから出発した17。
           
おかげさまで、
11月17日で創業10年目に入りました。 
           
これまで、お仕事を発注して頂いた皆さまに、 
心より御礼を申し上げます。 
             
そして、いつも陰に日向に、
応援して頂いている皆さま、
誠にありがとうございます。
             
どんな企画にも
生き生きとした命を吹き込んでくれる 
制作陣の皆さま、
本当にありがとうございます。 
                
アイデアを与えてくれる広告の神様、
いつも助けて頂いて、ありがとうございます。 
 
                                      
新しいメディアの登場で、
目にする情報量が飛躍的に増え、
日常生活の中で広告は邪魔者です。 
 
正確に言えば、多くの広告は、
邪魔者にすらなれていないと思います。 
           
私たちは、興味のない人々を振り向かせて、
その企業やブランドを好きになってもらって、
商品やサービスを買ってもらい、
微力ながら経済に貢献していきます。
   
私たち17は、
目立って、モノが売れる広告をつくります。 

 
                             
オフィスが麻布十番にして2年が経ちました。
昨日、全部のエアコンが新しくなりました。
今朝は、社員全員でオフィスを拭き掃除して、
ピカピカに磨き上げました。
素晴らしいアイデアが生まれる空気が満ちています。
    
お祝いに頂いた観葉植物は、元気に成長して、
私たちを見守ってくれています。
    
我たちは、日々、成長して、
もっと鮮やかなアイデアを世の中に出していきます。 
       
これからも、17をよろしくお願い申し上げます。 

ブログ 2019/11/12

最初の晩餐

今回は、松尾が担当します。
 
映画『最初の晩餐』が、
11月1日から公開されています。
                  
監督の常盤さんとは、
20数年前、私がフレッシュだった頃に、
制作会社ニッテンアルティのアルバイト社員として
制作のお手伝いをしてもらった縁があります。 
 
その後も、薄い関係ではありましたが、
途切れることなく連絡を取り合っていました。   
   
今回、彼の初長編映画がきっかけで、
つい先日、同郷の後輩だと判明しました。
 
九州では、特に福岡では、
先輩と後輩には絶対的な縦の関係があります。
体育会系かどうかは関係なく、
先輩の言うことは、後輩に力を持ちます。
その代わり、先輩は後輩の面倒を見なくてはいけません。
 
汽車なども無かった時代から始まったことなのでしょう。
関門海峡を越えて来た者たちの不文律になっています。
実際、私の学生時代、社会人になりたてにも「同郷だ」と言うだけで、
知らないオジさんに、ご飯をご馳走になったことが幾度もあります。
 
話がそれました。
 
本題は、こちらです。     
映画ジョーカーがヒットしています。
誰もがフタをして生きている
人間社会の中で感じている孤独と
認知されていく高揚感を鮮やかに取り出した
超優れたエンターテイメントです。
 
しかし、私は、この『最初の晩餐』の方が、
「今日を生きる力」を断然もらえました。
心の中に残る感情が圧倒的に重く、長く続きます。
 
常盤さんが頑なに主張して、
商業的なタイアップ音楽をつけなかったことも功を奏しています。
冒頭からのスローなテンポに戸惑いながら観ることになりますが、  
むしろ、その世界観が必要でした。
観終わったら、それらも計算されていたのだと感じられます。
 
子役も含めて、俳優陣が素晴らしいのです。
宣伝を担当したアートディレクターも
時間をかけて良いポスターを制作しています。
 
もっと上手に、的確に、この映画の良さを表したいのですが、
言葉にできない(したくない)感じる部分が多い超良作です。
 
今、少し生きることに嫌気がさしている人には、
この映画は効くのではないかと思います。
 
良いものには、惜しまずにお金を払う。
このことで、良いものが社会に増えていきます。
ぜひ、劇場でご覧ください!
 
私は、常盤さんにご飯をご馳走しました。
それは、先輩としての不文律でもあり、
優れた映像作家に、いつか私の企画を無条件で撮ってもらうためでもあります。

ブログ 2019/11/06

地球のへそは、急だった

今回の担当は、井上です。  
    
オーストラリア大陸のほぼ中心にあるウルルは、
世界で2番目に大きい1枚岩で、
エアーズロックという名前で広く知られています。
 
今年10月26日から
観光客向けの登山が禁止になる事が決まっていたため、
この夏、急いで行ってきました。 
    
写真や映像で見た時は、
もう少し小さい印象でしたが、
周りは荒野で大きさを比べるもののない間近で見ると、
とてつもなく大きい!!
 
高さは、348メートル。
横浜ランドマークタワーより52メートル、
あべのハルカスより48メートル、
東京タワーより15メートルも大きいのです。
     
雨降り、風が吹いているだけでも登山道は閉鎖されるため、
登山できる可能性は30%らしいのですが、
天気に恵まれ、早朝、澄んだ空気の中、登山開始。
   
この登山道の最大傾斜は46度。
スキージャンプ台の最大傾斜が35度。
日本で一番傾斜がキツイと言われる
暗峠(くらがりとうげ)でも37度。
     
足場が幅30センチ以下しかない場所、
1メートル先は断崖絶壁、
それらの恐怖を飲み込みながら、
1歩1歩進みます。
心が何度も折れそうになります。
途中で諦めて引き返す人たちもいました。
  
息も絶え絶えに辿り着いた山頂は…
360度、どこまでも広がる地平線。
7,000万年前にできた巨大岩の上に立って
深呼吸をすると…
地球から何か大きな力をもらえた気がしました。
  
実際、帰国した後の私は、
旅行前よりも、器が大きくなったように感じています。
ウルルから見た地上の大きさに比べれば、
日常の細事は、どうにでも対処できると思えるからです。
       
そして、大自然の迫力、神秘的な空気感というのは
自分の目で見て、肌で感じないと理解できない
と改めて感じた旅になりました。
            
登山はできなくても、
パワースポットのウルル周辺見学は今後もできます。
夕と朝で違った顔を見せる息を飲む美しさのウルル。
 
皆さんも、不思議なパワーをもらいに行ってみませんか!