ブログ 2026/01/24

希望の光

チームのクリエイティブディレクターとして弊社がブランディングや試合演出を担当している
『東芝ブレイブルーパス東京』は、昨シーズン、リーグワン2連覇を達成しました。
今季は3連覇へ。そう意気込んで迎えた開幕戦。
しかし、パナソニックワイルドナイツに0-46という無得点の完封大敗。
味の素スタジアムの観客席は凍りつき、ラグビー界にも衝撃が走りました。
その日、多くのファンが抱いたのは「今年は優勝できないかも…」という絶望に近い重い感情だったはずです。
SNSでは「過去、開幕戦に零封負けしたチームが優勝した例はない」とまで囁かれ、優勝の扉が閉ざされたように感じた人も少なくありませんでした。

私たち17のスタッフも、同じ暗闇の中にいました。
優勝を支えた主力メンバーの多くがケガや移籍で離脱する苦境でしたが、
そこから奇跡のような変化が始まりました。
「万物は流転する」というヘラクレイトスの言葉通り、固定されたメンバーや戦い方が失われたことで、チームはかえって自由で柔軟な強さを手に入れたのです。
若手や控え選手たちがピッチに立ち、「穴を埋める」以上の「不在による新しい形」を生み出しました。
1試合ごとに積み上がる勝利が、暗闇に小さな灯りをともし、希望の輪郭を少しずつ浮かび上がらせていったのです。

そして、今日。
試合前は大方の予想が「5連勝で首位を走るクボタの勝利」でした。今季のクボタは、まさに完全無欠に見える存在でした。
それでも秩父宮に集まった10,817人の観客が、地鳴りのような大歓声で後押しした中、終了間際の逆転劇。
演出をしているグラウンドから観客席を見ると、スタンドには号泣するファンの姿があちこちに。それを見て、私も泣きそうになりました。

この勝利は、単なる1勝以上のもの――希望の光そのものでした。

シーズンはまだ3分の1。
世界最高峰のスタンドオフ、リッチー・モウンガのプレーを生で観られるホストゲームは残り5試合(関東では3試合)。この貴重な時間を、ぜひ試合会場で体感してください。
昨日、人生初のラグビー観戦をした女性2名が、目を輝かせてこう言いました。
「ルールはほとんど分からなかったけど、すごく興奮したし、面白かった!」
ラグビー場では、これからも素晴らしい物語が生まれ続けます。
次回の東芝ブレイブルーパスのホストゲームは、
2月15日(日)秩父宮ラグビー場で、対戦相手は現在3位の神戸スティーラーズです。
私たち17が試合の演出を担当しています。
感情が高ぶる特別な日を、体感しにいらっしゃいませんか?