ブログ 2022/08/09

語り継ぐ日

77年前の11時02分、
長崎で、生きている人の頭の上に
原子爆弾が落とされました。 
 
予定通り北九州へ落とされていたら、
私の人生は無かったかもしれません。
 
人間が人間に行った
この愚かな行いの悲惨さ、恐ろしさを
肉声で語り継げる方々が極めて少なくなっています。
遠くない将来、ゼロになるでしょう。
       
数年前には、
沖縄ひめゆり平和記念資料館でも
元ひめゆり学徒の方による
語りの時間が無くなりました。 
          
風化させないためには、
それを聴いた者が語り継ぎ、
核兵器がある限り、
今も起こり得ることと恐れ、
怒りを持ち続ける以外の道はありません。
 
先日、弊社の面接で30代後半の方に、
「8月6日が何の日か」を訊いたら、
答えられず、
「広島原爆の日ですよ」と言うと、
「あぁ〜」という薄いリアクションで、
他人事のようでした。
風化は、確実に始まっていると実感。
 
  
17では、毎年、6日と9日は、
先の戦争と原子爆弾ついて、
仕事仲間と語ることにしています。     
    
少なくとも我々が生きている間は、
同じ愚行が繰り返されないように、
勉強して、語り継いでいきたいと思います。
 
できるなら、毎年、この2日間は、
日本人が米国の子供達に原爆の悲惨さを教え続けるのが、
一番、効果が高いと思います。
                                
今朝、東京では、
警報音が鳴り響いていないことに、
防空壕に逃げ込まなくて良いことに、
青い空に映える積乱雲が自然発生であることに、
感謝したいと思います。