ブログ 2019/11/06

地球のへそは、急だった

今回の担当は、井上です。  
    
オーストラリア大陸のほぼ中心にあるウルルは、
世界で2番目に大きい1枚岩で、
エアーズロックという名前で広く知られています。
 
今年10月26日から
観光客向けの登山が禁止になる事が決まっていたため、
この夏、急いで行ってきました。 
    
写真や映像で見た時は、
もう少し小さい印象でしたが、
周りは荒野で大きさを比べるもののない間近で見ると、
とてつもなく大きい!!
 
高さは、348メートル。
横浜ランドマークタワーより52メートル、
あべのハルカスより48メートル、
東京タワーより15メートルも大きいのです。
     
雨降り、風が吹いているだけでも登山道は閉鎖されるため、
登山できる可能性は30%らしいのですが、
天気に恵まれ、早朝、澄んだ空気の中、登山開始。
   
この登山道の最大傾斜は46度。
スキージャンプ台の最大傾斜が35度。
日本で一番傾斜がキツイと言われる
暗峠(くらがりとうげ)でも37度。
     
足場が幅30センチ以下しかない場所、
1メートル先は断崖絶壁、
それらの恐怖を飲み込みながら、
1歩1歩進みます。
心が何度も折れそうになります。
途中で諦めて引き返す人たちもいました。
  
息も絶え絶えに辿り着いた山頂は…
360度、どこまでも広がる地平線。
7,000万年前にできた巨大岩の上に立って
深呼吸をすると…
地球から何か大きな力をもらえた気がしました。
  
実際、帰国した後の私は、
旅行前よりも、器が大きくなったように感じています。
ウルルから見た地上の大きさに比べれば、
日常の細事は、どうにでも対処できると思えるからです。
       
そして、大自然の迫力、神秘的な空気感というのは
自分の目で見て、肌で感じないと理解できない
と改めて感じた旅になりました。
            
登山はできなくても、
パワースポットのウルル周辺見学は今後もできます。
夕と朝で違った顔を見せる息を飲む美しさのウルル。
 
皆さんも、不思議なパワーをもらいに行ってみませんか!