ブログ 2018/11/05

スニーカーエイジ

昨日、
中学・高校生の軽音楽部(バンド)の大会
『スニーカーエイジ』の関東大会で、
審査員と表彰式でのプレゼンテーターを務めました。
                         
関東は今年で4年目ですが、
関西では39年前から続いている歴史ある大会です。 
             
吹奏楽(ブラスバンド)部と違って、
軽音楽部には全国規模の演奏会がありません。
だから、この大会にかける学生たちの意気込みは、
もの凄いものがあります。   
                           
私の任務は、
予選を勝ち抜いて出場した20校に
総合点を付けることでした。

全身全霊で楽器を演奏し、
魂を込めて歌う学生たちの姿は、
とても眩しく、輝いていて、
何度も目から熱いものが溢れ出そうになりました。

輝く個性に評価差を付けることは難しく…。       
どうしても審査と割り切ることができない…苦しい1日になりました。
                                
苦しんだのは、私だけではなかったはず。
それは、今年の結果を見ても明らかです。
演奏技術、ボーカル、セッションなど、
評価担当の異なる10名の審査員の合計点(200点満点)で、
3位と4位は6点差、4位と5位は1点の僅差でした。
                                                     
音楽の力は、偉大です。
落ち込んでいる時は、楽しい気分にしてくれる。
悲しい時には、癒してくれる。
絶望の淵に追いやられた時には、
心に火をつけてくれる。 
           
彼らは音楽に出会えて、
本当に良かった。
青春時代に打ち込めるものに出会えて、
本当に良かった。
                                   
今日の出場者の中で、
将来、音楽で食べていける人は
ごくわずかでしょう。
                      
でも、彼らが音楽に出会えて、
生きる力をもらったように、
いつしか彼らが、
“誰かの音楽”になれる人であって欲しい。           
そう願いながら、
音楽の素晴らしさに浸った1日でした。
             
                   
高校野球の甲子園、
サッカーの国立競技場、
ラグビーの花園のように、
軽音楽部の全国大会開催を目指して、
関係者の方々が全国を飛び回って、
学校や地元協賛企業と粘り強く交渉をされています。 
       
さまざまな障害を乗り越えて、 
2021年の全国大会が開催されることを
心から祈っております!