叩いた面をペン型のヤスリを使うことで、
ラインを描いたり、光沢のないマットな面を作ることもできます。
最後に、チェーンをつける穴を開けて完成!
今回、私が作ったペンダントトップがこちら。
4月からは社員が持ち回りで書いています。
職業柄、日頃はパソコンで作業することがほとんどですが、
先日、久しぶりに手作業でゼロから物を作りました。
真鍮アクセサリーを作るワークショップに初参加したのです。
「真鍮」は、銅と亜鉛の合金。
加工しやすいため、昔から建築資材や家具、仏具などに使用されています。
身近な物だと、5円玉が真鍮です。
まずはじめに、店内の商品を参考にしながら、
何を作るかを頭の中でイメージしていきます。
旅行もそうですが、始める前に想像している時が一番ワクワクします。
私は、ペンダントトップを作ることにして、
デザインをイラストに描き起こし、
キャッシュカードほどの大きさの真鍮プレートに
カットラインを写し取ります。
次に、そのラインに沿ってカットします。
工具用ハサミで真鍮を切るにはかなりの力が必要で、
カーブが多かったり、複雑な構造のものを作るにはテクニックと根気が要ります。
予想外の力作業の休憩中に頂いた
この店の特製ジンジャエールは、生姜が絶妙の塩梅で効いており、
肉体と精神を生き返らせてくれました。
カットの次は、断面を電動ヤスリで整えます。
この作業を怠ると、角張った部分で手を怪我をしたり、
服に引っ掛けてしまうので、かなり念入りに行いました。
そしてに、真鍮アクセサリーの特徴でもある
表面の凸凹模様を金槌でつけていきます。
叩いた面をペン型のヤスリを使うことで、
ラインを描いたり、光沢のないマットな面を作ることもできます。
最後に、チェーンをつける穴を開けて完成!
今回、私が作ったペンダントトップがこちら。
「初めてにしては、よくできた!」と自画自賛。
うまくいかなかった部分もありますが、それも手作りの魅力。
パソコンでは <戻る> ボタンを押すことで失敗を無かったことにして、
作業のやり直しができますが、「手作り」は、後戻りができない真剣勝負。
左を削りすぎてしまったら、バランス良く見えるように右も削る…。
失敗とリカバリーの作業を繰り返しながら、
自分の感覚だけを頼りに少しずつ完成イメージに近づけていく。
やはり、「手作り」は面白いなぁ…と改めて思いました。
<今回のお店情報>
谷中銀座商店街から歩いて10分ほどにある店 kokonn
可愛らしい海外雑貨、作家さんの個性豊かな食器など、
見ているだけでワクワクする品々が並んでいます。