ブログ 2016/02/24

大人になるって、すっごく楽しいよ!

出身地の市役所からの依頼で、
2つの中学校のキャリア講座で講演しました。
  
テーマは、
「大人になるって、すっごく楽しいよ!」 
  
講演の冒頭で、   
「早く大人になりたい人?」
「大人になるって楽しそうだなと思ってる人?」  
と問うたところ、
両中学とも1~2名しか挙手がありませんでした。
   
思春期ゆえの恥ずかしさで挙手が少ないのだと思い、
その確認のために、違う質問をしました。

「では、大人になりたくない人?」
「大人になるのって大変そうと思っている人?」
と問うたところ、
最初の中学校では9割の学生が、
次の学校では4割が一斉に挙手しました…。
    
そこにいた先生たちも、市役所の方も
その数の多さ、最初の質問との差に驚かれていました。 
これから「大人になるって、すっごく楽しいよ!」
というテーマを話すにあたり、
私自身もかなり動揺しました…。
         
私が中学生の頃は、
子どものままでいたい気持ちがありつつも、
いつも、「ここではない何処か」へ行きたかった。
早く大人になりたかった。
大人の世界には、”自由の匂い”があったから。 
          
今の子どもたちから、
「大人になることは楽しそうでない」と見られているのは、
今の大人の問題です。
今の社会の問題です。
   
ひとりの大人として、どうすれば良いのか…。 
 
根深い問題に直面し、
解決策を思案中ではありますが、
今の自分にすぐにできる当面の結論に至りました。
  
もっと楽しそうに仕事をして、
さらに面白い仕事をして、
世の中に出して行くべきだと。 
        
また、テレビCMは、
スマホを持っている中学生にも、
先生たち大人にも、
日常的に見られていることを実感しました。 
         
スポンサーの皆さま、
楽しいテレビCMをオンエアすれば、
全国の人々は見て、笑って、記憶してくれています。
少なくとも、笑っている間は、
お客さんの人生に楽しい時間を提供できているはずです。    
広告は商品の一部です。
生活文化の一部です。
         
我々、広告制作者は、
企画書の延長みたいな理屈が全面に出た
”正しくて、つまらないもの”
を作るために存在していません。
  
職種として、大人として、
人の心を動かす表現を世に出す責任があると
改めて思いました。