佐藤こずえさんの挨拶
出向を終えての挨拶
皆さん、お久しぶりです。
17での出向期間を終え、
東北新社にディレクターとして復帰する「佐藤こずえ」です。
かたい頭のまま入ってきた2月から、
難しいお題も楽しんで考えられるようになった半年間。
仕事の難易度の高さ、作業のスピード、仕上げのクオリティ、
すべてがハイレベルな中で、
何かあるごとに悩み、挫折して、立ち直る
という繰り返しの毎日ではありましたが、
日を追うごとに少しずつ段階を上がって、
映像の企画というものを改めて勉強し直したという
手応えがありました。
17で学んだことはとても大きかったです。
はじめは、「自分はディレクターである」ということと「企画の現場にいる」
ということのギャップを感じることもありました。
しかし、
ディレクターからの視点だけではなく、
企画の視点から作品をとらえることによって、
逆に「自分は演出として何をすべきか?」ということが見えてきたと思います。
それがとても大切なことでした。
さて、もう一つ。
入った当初に書いた自分のブログには、こう書きました。
ディレクターは
①現場で、②作品を通して、③その人と一対一で
最終的には人を笑顔にする存在でありたい
毎日の打ち合わせ。
松尾さんが日々仕入れてきてくれる雑学。
撮影現場での興奮。
できた作品の圧倒的な面白さ。
17では、笑顔がそこかしこに必ずありました。
しかし、常にアイデアを泉のようにわかせなければ、
その笑顔は途切れてしまうということ。
日々面白い事を考え続ける。
次の瞬間なにが起きたら面白いか?
それがなければ始まらないということも、
基本中の基本ではありましたが、
改めて学び直したと思います。
これらの学びを決して忘れず、
ディレクターとして立派な作品を残せるよう。
そして、17のみなさんに恩返しができるよう、
がんばって行きたいと思います。
半年間、ありがとうございました。
さとうこずえ
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関係者の皆さまへ
佐藤さんの出向期間中は、大変、お世話になりました。
皆さまが快く受け入れて頂いたおかげで、
彼女には大きな変化と成長がありました。
CMディレクターは、
ある程度の数をこなさないと絶対に育ちません。
今日からは、広告業界の未来のためにも、
彼女に仕事を発注してあげてください。
彼女の音や演技に対するディレクションには、
確かなものがあります。
そして、広告の仕事をする上で最も大事な
「根性」があります。
何卒、よろしくお願い申し上げます。