ブログ 2013/03/25

ロケ地

ドラマ、映画、CMの良い映像は、
ロケ地の協力があって成立している。
         
しかし、深沢エーダンモールなど、
この数年、いくつかの良いロケ地が撮影できなくなった。
            
理由を聞くと、直近のロケで酷い目にあったとのこと。
(こういう場合、テレビ番組のロケであることが圧倒的に多い)       
撮影時のトラブルに起因することが多いようだが、
放映後に訪れたファンの方々のマナーによるものだったりもするらしい…。
         
残念でならない。
                    
ロサンゼルスでのロケ撮影は、引退した警官が銃を持って、
交通整理をしてくれ、ロケ隊を守ってくれる。
ロケがシステム化され、ビジネスになっている。
            
日本でも、全国各地にフィルムコミッションができて、
撮影できるところも増えはじめている。                    
              
先日、飛び込みでお願いした山間の農家でロケ撮影した。
お世話になっているのは我々なのに、 
その家の方が「お疲れでしょうから」と
自家製の沢庵と饅頭をおやつに出してくださった。 
                   
心は共鳴する。
        
いつにも増して意識して、
「借りる前よりもキレイになるように」と
制作スタッフ全員で後片付けして帰った。
                             
ロケ撮影は、人間同士の信頼関係で成立している。  
      
              
ロケ地の人々への感謝と
「次のロケ隊のために」という思いを持っていれば、   
きっとロケ地は増えていく。   
 
そして、日本でしか撮れない良い映像が増えていく。