晴れ男と雨男
どれだけ照明技術、CG技術が発達しても、
お天道様の光は再現できない。
役者さんがいる周りはデータ上では光は再現できているけれど、
カメラと役者さんまでの間に漂っている空気までは忠実に再現できない。
人の目はダマされやすい。
しかし、ウソを一瞬で見破ることもできる。
照明の光か、太陽の光か、一瞬でバレている。
昔のCMに力があるのは、
カメラから被写体までに映っているものがすべてアナログだから。
先週からロケ撮影が続いている。
先週と今週はスタッフに強力な「晴れ男」がいて、
奇跡のような映像がバンバン撮れている。
しかし、
来週のロケのスタッフに、「強烈な雨男」がいる。
120%快晴だったグアムに、その雨男が飛行機でやってきた途端、
海底火山が爆発して、噴煙雲がグアム全土を覆ったという伝説を持つ強者だ。
春先、この雨男と一緒だった別のロケ撮影でも、
天気予報は我々を裏切り、見事に雨が降った。
「現場に呼ばなければいいじゃないか」と誰かが言った。
本当にそう思う。
しかし、重要な役割を担っている人物なのだ。
どんな時にも希望はある。
来週の現場には、横綱クラスの「晴れ男」が来る。
伝説と横綱の戦い。
週間天気予報を見る限り、すでに「晴れ男」に軍配が上がっている。
しかし、相手は伝説だ。
富士山が心配だ。
昔は休火山だったのに、いつの間にか活火山に分類されている。
神奈川箱根山、群馬榛名山も活火山とのこと。
むむむ…