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2012/08/10
中道派
五輪が商業化へと大きく舵を切ったロス五輪から
28年ぶりに女子バレーが快進撃をしている。
ロスの時、野球部の仲間には江上派が多かったが、
私は数少ない三屋派だった。
そんなことはどうでもいい。
一昨日の準々決勝の中国戦は、
編集室でスタッフと絶叫しながら見ていた。
試合が終わった時、拍手をしすぎて手が腫れていた。
木村さん、江畑さんもすごかったけれど、
最終セットにピンチサーバーとして現れた中道さんがすごかった。
ラスト2点のサービスエースは、
魔法のように相手を無力にした。
中道さんの仕事は、示唆に富んでいた。
彼女はベンチで戦況を見ていたのではない。
自分のチームと一体になっていたのでもない。
静かに、相手チームと自分の呼吸を合わせていたのだろう。
だから、あんな緊迫した場面で、
2本連続で相手が動けないサーブを打てた。
完全に合わせておいて、ズラす。
その時、山が動く。
武術に通じるものを感じた。
オリエンに完全に合わせておいて、ズラす。
そんな、クライアントが一言も発せないような案を出したい。
嗚呼、中道さんになりたい。
周りには、木村派、江畑派が多いけれど、
私は、断然、中道派です。