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2011/06/26
アングル
昨日の午後、目黒通りを歩いていると
泣いている女性とすれ違った。
少女ではない。
立派な大人の女性だ。
彼女は、
こぼれる涙を拭きもせずに歩いていた。
相当なことがあったのだろう…。
朝の天気予報では午後から雨になっていた。
しかし、雨は降らなかった。
予報通りなら、
彼女は手に持っていた傘で泣き顔を隠せたのに。
最近は、放射能雨と嫌われているが、
雨だって役に立つ。
雨は、紫陽花をきれいに見せる。
失敗と言われることも
違うアングルから見れば、案外、役に立つ。
不幸と言われることを
違うアングルから見られる自由な心を持っていたい。