ブログ 2015/06/03

金子さんの旅立ちの挨拶

17では、我々ができる広告業界への社会貢献のひとつとして、
制作会社からの出向者を受け入れ、OJTの場を提供をしています。 
      
東北新社の企画演出部から出向していた金子紗与さんが
本来の場所へ帰ることになりました。
        
彼女からの挨拶です。    
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皆さま、こんにちは。
金子 紗与です。
9ヶ月間の出向を終え、今月から東北新社へ戻りました。
 
まず、お仕事でご一緒した全ての皆さまへ。
私をいつも快く温かく受け入れてくださり、
ありがとうございました。

そして、17の皆さんへ。
仕事仲間の域を超えて、私を家族のように迎え入れてくださり、
ありがとうございました。

17に来たからこそ、
出会えることのできた方たち、
見ることのできた現場、
得ることのできた知識や考え方。

それらの経験は、これからのディレクター人生として、
大きな財産となりました。
自分の世界を大きく広げることができました。

17で学んだことで、印象的だったことが2つあります。

ひとつは、
“臆病にならず、常にチャレンジしていく”こと。

作り手もドキドキしていないと、
世の中の人の心を動かすことはできないのだな、と感じました。

もうひとつは、
“常にどこかで誰かを想いながらつくっていく”こと。

世の中の人であったり、クライアントであったり、仕事仲間であったり…。
意識して、相手の立場になって考え、行動することの大切さを学びました。

学んだことはまだまだ沢山ありますが、
これからつくっていく広告映像を通して、伝えていきたいと思います。
 
私に、素晴らしい経験をさせてくださった皆さま、
本当にありがとうございました。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします!
 
金子紗与

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このブログを読んでいただいている
広告業界の関係者の方々(特にプロデューサー)へのお願いです。
今、若い演出家たちへ仕事を発注する機会が激減しています。

それは、我々の業界の未来を先細りさせることになります。

名の売れている演出家は、皆さん、若い頃に多くの仕事の機会の恵まれ、
失敗と成功を繰り返し、今の場所にたどり着けました。
 
今、若手で最も売れっ子TYOの佐藤渉さんも一年間出向した後、
天賦の才能&血のにじむような努力&プロデューサーたちの投資もあり、
大きく化けました。
 
皆で意識して、若い可能性に発注しないと、優秀な演出家は育ちません。
場数が、才能に磨きをかけるのです。
 
金子さんは、素晴らしい人材です。
ぜひ、失敗する機会をたくさん与えてあげてください。
何卒、よろしくお願いします。