ブログ 2025/12/29

スニーカーエイジ 全国高校軽音楽部大会の審査を終えて

「今度は、君たちが誰かの音楽なる番だ」
というメッセージを掲げている
高校軽音楽部の全国大会
『SNEAKER AGES(スニーカーエイジ)』が
本日、開催されました。
 
46年前に関西大会が始まり、
女優の高畑充希さん、元NMB48の山本彩さん、
多くの有名ミュージシャンが出場した歴史のある大会です。

ひょんなご縁から、
弊社は8年前に関東甲信越大会に関わったことで、
その素晴らしさを知り、その意義に深く感銘して、
仕事というスタンスではなく、会社をあげて全面協力をしてきました。
そして、大会のロゴデザイン、ステートメント策定の
お手伝いをさせていただきました。
  
知られていませんが、軽音楽部は今や、
野球部・サッカー部に次いで部員数が多い部活です。
しかし、これまで全国大会がありませんでした。
  
一人の男(大会の実行委員長の戸田さん)の情熱と行動力が、
いろんな人の共感を生んで、
5年前に初の全国大会へ漕ぎつけられました。
その翌年、日本中でコロナ自粛が支配しましたが、
賛同してくれたスポンサー企業と同志の支えがあり、
間断することなく5年間、全国大会が開催されています。
  
偉大なことは、一人の狂気、熱情から始まります。
前任の吉田さんの熱を引き継いで、
年々、高熱にした戸田さんに心から敬意を表します。
 
     
「関西大会はレベルも、学生の情熱も段違いですよ」
と関係者から何度も聴かされていたので、
初めて本場での全国大会の審査員として呼んでいただき、
今日という日を楽しみにしていました。
    
しかし、2週間前に突如ヘルニアを発症して、
足に運動神経の麻痺が出て、歩くのに不自由が出ました。
何としても参加したいと思い、
尻にブロック注射を打ち、コルセットで腰回りを固めて
会場の大阪へ着きました。
  
タクシーの運転手さんに
会場の「グランキューブ大阪へ」と告げたところ、
「グランフロント大阪」へ連れて行かれて、
間違っていることにも気づかずに迷子になり、
危うく審査員の集合時間に遅れそうになりました…
    
ちょうど今、大阪の花園ラグビー場では、
全国高校ラグビー大会、通称「花園」が開催されています。
長年の実績もあり、毎年、民放テレビ、CATVで放送されます。
 
一方で、今、軽音楽部はラグビー部よりも部員数が多いのに、
民放テレビ、CATVでの放送はありません。
  
元ラグビー部で、ラグビーびいきの私は断言します。
体育会系の部活と同じく、甲子園、花園と同じく、
この軽音楽部の大会にも高校生が生み出す熱いドラマがあり、
大人が忘れたピュアさが充満しており、
思わず感涙する何かがあります。 
そして、音楽の持つ根源的な力を再認識できます。
全国放送に値するコンテンツだと思います。
       
そんなことをいろんな所で発言していたら、
電通同期の佐々木康晴役員が共感してくれて、
そのご尽力で、ついに日テレが取材に来てくれて、
来年1月末〜2月初旬頃に「News Every」の中で、
特集番組が放送される予定です。 
来年は、軽音楽部に入る学生が増えることでしょう。
   
今年の大会は、上位5校が4点差以内にひしめく、
かつてない大接戦となりました。
演奏した順番が違っていれば、
得点も違って、順位が入れ替わっていたかもしれません。
  
「人生はタイミングと運」
という格言が思い起こされました。

しかし、タイミングは、
一度しか来ないわけではありません。
今日、表彰されなかった学生には、
これから「誰かの音楽になる」ような生き方、
選択をして欲しいと切に願います。
そうしていれば必ず、
次の勝負の時にタイミングが来ると思います。     

北海道から沖縄の宮古島まで、日本中から19校が集まって、甲乙つけ難い個性のある演奏をしました。また、台湾の最南地からも1校が参加しました。台湾ヤマハさんのご尽力のおかげで、今日、高校生の意識が国境を越えられました。自分の周りの人たちとは全く違う人たちが大勢いる。そのことを身をもって体感することは、貴重な経験だと思います。