ブログ 2012/08/12

オリンピック特需

今回のロンドンには「オリンピック特需がなかった」と
経済界からの嘆き節が聞こえています。
     
しかし、選手たちの活躍を見て、
「日本人はまだまだ世界で戦える! 特に、女子!」
と思った人は多かったはずです。  
       

これこそが、今後の日本経済に、
すごい効果をもたらすと思います。

期間中、深夜のテレビ観戦のために
寝不足で仕事どころではなかったことは置いといて、

「自分も仕事を頑張ろう!」

と誓いを新たにした人たちも多かったはず。

望もうと望むまいと、
人は、同時代に生きる人と同じ生き方をします。

水泳バタフライの松田選手の活躍に対して、
地元のインタビューで、
市長でもなんでもない市井の中年のオジさんが、

「こんな何にもない延岡で…。すごいです…。
人間ってすごいなと思います。
彼は延岡の誇りです!」

と声を震わせ、涙をボロボロ流しながら言ったのです。

このオジさんの尊い言葉に、
中道さんのサービスエースと同じくらい感動しました。

今回のオリンピックでは、
日本でモノは買われなかったかもしれません。
でも、日本の大切な何かが変われた気がします。

きっとこれから、誓いを新たにした人々が
世界に通用する素晴らしいモノやサービスを生みだします。

日本人選手の皆さま、
素晴らしい刺激を頂き、
そして、人間の可能性を示して頂き、
本当にありがとうございます。

そして、
経済で世界に迷惑をかけてはいるものの、
オリンピックを発明したギリシャ人に感謝。