ブログ 2021/07/09

ある広告人の提言「東京オリンピックの経済的おもてなし」

オリンピック期間中、
過去最多の外国人選手団が、
過去最多のコーチ陣と各国IOC関係者が、
過去最多の外国人観光客が、
東京にやって来て、
爆買いをしてくれて、
経済が超潤うはずでした。  
     
その夢は、幻に終わろうとしています。  
  
入国してきた外国選手団、関係者には、
移動制限が課されています…。
せっかくの外国(人によっては初めての日本)で、
彼ら彼女らだって、家族へのお土産や記念品など、
東京で、いろんな買い物をしたいはずです。
   
そこで、デパートの外商さんの出番です。
 
三越、伊勢丹、高島屋、松屋、松坂屋、東急、和光などが、
東京名物の地下鉄ダイヤグラムのように、
入れ替わり立ち替わりで、
各国の選手団、IOC幹部の宿泊するホテルへ出向きます。
 
宝飾の日、日本のお酒の日、工芸品の日、着物の日、
ファッションの日、古美術の日、地方の特産物の日、
不動産の日など、連日趣向を変えて、
売って、売って、売りまくるのです。
IOC幹部には、高額商品が飛ぶように売れるはず。
    
ビートルズが来日した時も、
ホテルから出られなかった彼らのために、
百貨店の外商さんがいろんなものを売りました。 
      
ホテルと練習場・競技場の間だけの往復なんて、
可哀想です。
そんな囚人のような扱いに耐えている外国の方々へ、
世界3位の経済大国の「おもてなし」ができる
唯一のチャンスです。
そして、
オリンピックの経済的損失を取り戻せる
最後のチャンスです。