ブログ 2018/10/15

うまくいかない…から楽しい

4月からは社員が持ち回りで書いています。
      
職業柄、日頃はパソコンで作業することがほとんどですが、
先日、久しぶりに手作業でゼロから物を作りました。

真鍮アクセサリーを作るワークショップに初参加したのです。    
「真鍮」は、銅と亜鉛の合金。
加工しやすいため、昔から建築資材や家具、仏具などに使用されています。
身近な物だと、5円玉が真鍮です。
     
まずはじめに、店内の商品を参考にしながら、
何を作るかを頭の中でイメージしていきます。
旅行もそうですが、始める前に想像している時が一番ワクワクします。
        
私は、ペンダントトップを作ることにして、
デザインをイラストに描き起こし、 
キャッシュカードほどの大きさの真鍮プレートに
カットラインを写し取ります。
 
次に、そのラインに沿ってカットします。
工具用ハサミで真鍮を切るにはかなりの力が必要で、
カーブが多かったり、複雑な構造のものを作るにはテクニックと根気が要ります。
 
予想外の力作業の休憩中に頂いた
この店の特製ジンジャエールは、生姜が絶妙の塩梅で効いており、
肉体と精神を生き返らせてくれました。
   
カットの次は、断面を電動ヤスリで整えます。
この作業を怠ると、角張った部分で手を怪我をしたり、
服に引っ掛けてしまうので、かなり念入りに行いました。
    
そしてに、真鍮アクセサリーの特徴でもある
表面の凸凹模様を金槌でつけていきます。

叩いた面をペン型のヤスリを使うことで、
ラインを描いたり、光沢のないマットな面を作ることもできます。

最後に、チェーンをつける穴を開けて完成!
今回、私が作ったペンダントトップがこちら。

「初めてにしては、よくできた!」と自画自賛。

うまくいかなかった部分もありますが、それも手作りの魅力。
パソコンでは <戻る> ボタンを押すことで失敗を無かったことにして、
作業のやり直しができますが、「手作り」は、後戻りができない真剣勝負。

左を削りすぎてしまったら、バランス良く見えるように右も削る…。
失敗とリカバリーの作業を繰り返しながら、
自分の感覚だけを頼りに少しずつ完成イメージに近づけていく。
やはり、「手作り」は面白いなぁ…と改めて思いました。

<今回のお店情報>
谷中銀座商店街から歩いて10分ほどにある店 kokonn
可愛らしい海外雑貨、作家さんの個性豊かな食器など、
見ているだけでワクワクする品々が並んでいます。