ブログ 2023/08/10

語り継ぐ日

78年前の8月9日11時02分、
長崎に原子爆弾が投下されました。 
第一目標の小倉で3度失敗して、
第二目標の長崎になりました。
  
長崎市の人口24万人の内、
7万4千人が
亡くなったとされています。
 
小倉へ落とされていたら、
私の人生は無かったかもしれません。

人間が人間に行った
この愚かな行いの悲惨さ、恐ろしさを
肉声で語り継げる方々が
極めて少なくなっています。
遠くない将来、ゼロになるでしょう。

沖縄ひめゆり平和記念資料館でも
元ひめゆり学徒の方による
語りの時間が無くなりました。

風化させないためには、
それを聴いた者が語り継ぎ、
核兵器がある限り、
今も起こり得ることと恐れ、
怒りを持ち続ける以外の道はありません。
 
先月、弊社の面接で30代の方に、
「8月6日が何の日か」を訊いたら、
「フジテレビの日です」との答えが…
原爆への恐れと怒りは、
もう風化していると実感。

17では、毎年、6日と9日は、
先の戦争と原子爆弾ついて、
仕事仲間と語ることにしています。     
     
少なくとも我々が生きている間は、
同じ愚行が繰り返されないように、
勉強して、語り継いでいきたいと思います。
 
できるなら、毎年、この2日間は、
日本人が米国の子供たちに
原爆の悲惨さを教え続けるのが、
一番、抑止効果が高いと思います。

下表は、長崎原爆の爆心地からの
距離での爆風値です。
今、北上中の大型の台風7号の
最大瞬間風速が40m。

原爆は1.8km離れていても風速72m…
弊社のある麻布十番から
新橋駅周辺まで離れていても
人間は吹き飛ばされます。
その衝撃の想像すると怖くなります。 

昨日、東京では、
空襲警報が鳴り響かず、
防空壕に逃げ込む必要もなく、
空を覆う雲も自然現象でした。

78年間、
平和に暮らせていることに感謝。